ChromeのグラフィックアクセラレーションをOFFにした理由

2026年5月頃から、GPU搭載のノートPCとデスクトップPCの両方で、Windows全体が極端に重くなったり、固まる寸前になる症状が発生しました。

当初はSSDやGPU、ハードウェア故障を疑い、実際にノートPCは修理に出す寸前までいったのですが、調べていくうちにChromeのGPU関連処理が関係している可能性が高いことがわかってきました。

Chromeのグラフィックアクセラレーションを無効化し、開くタブ数を減らしたところ症状は大幅に改善しています。

この記事は、その問題に気付くまでの経緯と、現時点でわかっていることの記録です。

  1. GPU搭載ノートPCが突然固まるようになった
  2. 修理に出すための準備
  3. 思わぬ改善
  4. その後、デスクトップPCでも同じ症状が発生
  5. ChromeでGPU関連のエラーを発見
  6. 現時点で考えている原因
  7. タブの数は多めだが以前は大丈夫だった
  8. ノートPCについては疑問も残る
  9. 少し不思議な点
  10. おわりに

GPU搭載ノートPCが突然固まるようになった

5月上旬からGPU搭載ノートPCの調子が悪くなり、ついには固まるようになりました。

マシンの再起動もあまり効果がありませんでした。再起動後、少し使っていると同じような状態になります。

当初はメモリを食うAdobeのソフトウェアも疑いましたが、今回は明らかに違います。

Chromeで開くタブを減らしてみましたがなかなか改善されず、特に内蔵ドライブへの読み書きで動作が遅くなるように感じるようになりました。

※後述する「ChromeのグラフィックアクセラレーションをOFFにする」も試しましたが、改善が見られなかったため、この時点ではグラフィックアクセラレーションは再びONに戻しました。

Windowsのエクスプローラまで頻繁に応答なしになるため、ノートPCのメーカー(MSI)にここしばらくの症状を伝えて修理依頼をかけました。

修理に出すための準備

保証期間中でもあるためノートPCを送るように言われ、そのつもりで可能な限り重要なデータにアクセスされずに済むよう、準備を始めました。

重要なデータはほぼ外付けのSSDに保管しているので、修理専用のアカウント作成と、Chromeのプロファイル全削除に取り組みました。

修理専用アカウントの作成も動作がもっさりしてなかなか終らず焦りましたが、そちらはなんとか終わりました。

次に自分のアカウントで使っているChromeのプロファイル削除です。こちらもChromeの動作自体が重かったのでダメ元ではありましたが、完全に無理だと思えるまで粘るつもりで気長に取り組みました。

やはり時間はかかったのですが、なんとか完了。

最後にWindowsマシンの再起動を行い、出来る限り残っているデータの削除にトライしてみました。

思わぬ改善

ところがこの段階でマシンの動作が普通になっていることに気づきました。内蔵SSDへのアクセスで固まると思っていたのですが、ファイル操作が普通に終わります。

あまりにスムーズなので試しにChromeも立ち上げ、削除したプロファイルのうち1つだけ登録してみました。

するとしばらくいろいろ試しても、またタブを多少増やしても動作します。特に重かったGmailやGoogleドライブ、Google Meetなども普通に動作します。

他のプロファイルも追加しなおし数日使ってみましたが、以前のような固まり方はしませんでした。

Chromeのタブは普段と比べてかなり少なめに留めてはいましたが、それ以外は普通通りに使えています。Adobeのソフトも特に問題ありません。Premiere Proで動画編集も問題なく行えます。

Chromeのタブを開く量も少し戻し、多い時の6割程度まで戻しました。調子がおかしかったときにはこの時点でもう固まりまくり、というレベルです。それでも使えているので、結局修理依頼はキャンセルし、今に至ります。

その後、デスクトップPCでも同じ症状が発生

この話には続きがあり、実はメインマシンのデスクトップでも同様のことが発生しました。

症状がかなり似ています。ノートPCと同様、Google Meetを使っている時に画面が固まりました。

あまりに症状が似ていたのでGPUを疑いました。どちらもメインメモリは32GBで、NVIDIAのGPUを搭載しているからです。デスクトップの方が古くRTX3050、ノートPCはRTX4060です。

デスクトップPCのGPUのドライバーを少し前の安定版に戻してみました。これでマシンを再起動ししばらく使いましたが、やはり調子が悪いです。

ただ、後から振り返ると、この時点で原因はGPUそのものではなく、ChromeとGPUの組み合わせにあった可能性が高かったように思います。

ChromeでGPU関連のエラーを発見

Chromeが怪しいので chrome://gpu/ を調べてみると、それらしいエラー

SharedImageManager::ProduceSkia

が出ています。

ChatGPTに聞いてみると(詳細なやりとりは大幅に省きますが)

「大量タブ・大量ウィンドウ・タブ破棄/復帰・GPUリソース逼迫で起きやすい種類のエラー」

であるということが示されました。

そこで改めてグラフィックアクセラレーションをOFFにし、ちょうどWindowsの更新が入ったので更新を反映して再起動したところ、多少Chromeのタブを増やしても固まらなくなりました。

現在もタブをあまり開かないようにしており、今確認してみたところChromeのプロファイル4つで合計約130タブでした。一番よく固まっていたGoogle Meetも動作しています。

現時点で考えている原因

ここで先に結論を書くと、最近のChromeとGPU周りの組み合わせに何らかの問題があり、グラフィックアクセラレーションが関係している可能性が高いのではないかと考えています。

もちろん原因が完全に特定できたわけではありませんが、現時点ではこれが最も有力な説明です。

ということで、最近(2026年5月)のバージョンのChromeでは、グラフィックアクセラレーションをONにした状態でタブを増やすと、GPUとのやり取りがボトルネックになってWindows全体の動作が遅くなり、最悪の場合固まるのに近いところまで行く、という事態が発生している、というお話でした。

調べてみると、一般的には2026年の初め頃にはredditなどでこうしたトピックが投稿されていたようです。

タブの数は多めだが以前は大丈夫だった

前述のとおり今はタブをあまり開かないようかなり気をつけています。以前の半分か6割程度ではないかと思います。その状態でタブの数が130なら、以前は最低でも200を切ることはなかったと思います。感覚としては常時300は開いていたと思います。

それでも、少なくともメインマシンでは4月上旬まで、こんなことは起きませんでした。GPUのドライバーを古いものに戻してみても変化はなかったので、最近のバージョンのChromeで起きるようになった問題だと思っています。

ノートPCについては疑問も残る

悩ましいのはノートPCです。

こちらは以前からたまに遅くなることがあり、気になっていました。ただやはり最近の重さは以前とは比較にならないレベルなので、同じ問題なのでしょう。

修理に出そうとしていた不具合の大部分も、実はハードウェア故障ではなくChrome起因だった可能性があります。

ここしばらくはノートPCを集中的に使っていないので、グラフィックアクセラレーションをONしたら同じ問題が発生するのか、もしくはChromeのプロファイルを一旦全て綺麗に消したことが決め手となり完全に直っているのか、現時点では不明です。

少し不思議な点

Chromeがこれほど広く使われている割に、あまり大きな問題になっていないように感じます。

この問題が起こりやすいGPU、もしくはハードウェアの組み合わせを使っている人は、あまりタブを多く開かないということなのか、もしくはそういう人には当たり前すぎて特に問題視されていないのか…。

いずれにしてもちょっと不思議に感じました。

おわりに

今のところは、ChromeのグラフィックアクセラレーションをOFFにし、タブ数も以前よりかなり抑えることで安定しています。

ただ、根本的な解決ではありません。

とにかくこの問題は早く解消して欲しいと思います。

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