NVMeの2TB SSDを高速なポータブルHDDとして活用したら便利だった

NVMeのSSDをUSBポータブルHDDとして活用しています。容量は十分、読み書きも高速なのでデータの持ち運びに便利です。

1年以上にわたりメインのデスクトップPCでも内蔵SSDのように使っています。

  1. NVMeのSSDをポータブルHDD化
  2. NVMe SSDはSilicon Powerの2TBが安くてお勧め
  3. SSD ケースは玄人志向のGWM.2NVST-U3G2CCAがお勧め
  4. 普段使いでも充分な容量と高速性
  5. ドライブ名を揃えるとPC間でのアプリデータを共有も簡単
  6. 外付けSSDドライブで2拠点生活でもデータの持ち歩きが楽

1.NVMeのSSDをポータブルHDD化

インタフェースがNVMeのSSDにはコストパフォーマンスの良いものが少なくありません。1TBあたり1万円程度でのものでも充分な性能を期待できます。セールになるとより安価。こまめに価格をチェックしているとかなりお得なものも見つかります。

NVMeは基本的に内蔵用のインタフェースですが、USBインタフェース付きのケースに入れることで小型かつ小型で容量も十分なポータブルHDDになります。

2.NVMe SSDはSilicon Powerの2TBが安くてお勧め

わが家で現在使っているのは(当時)東芝の1TBと2TB。およびSilicon Powerの34A60シリーズ 2TBです。

特に2023年8月頃はSSDが安く、2TBでいずれも約1万円でした。東芝はもうありませんが、Silicon Powerの34A60シリーズ は2024年11月末時点でも販売されており、Amazonのブラックフライデーで14,980円です。

シリコンパワー SSD 2TB (P34A60シリーズ)
シリコンパワー SSD 2TB  P34A60シリーズ (Amazonのサイトへ)

主なスペックは読込:最大 2500MB/s、書込:最大 2100MB/s、TBW:1200とAmazonのページに記載がありました。

さらに5年保証付きです。トラブルが起きていないので保証の具合はよくわかりませんが、5年なら充分でしょう。

最近は価格が上がっているようですが、それでもケースと合わせて1TBあたり1万円未満を実現可能です。

3.SSD ケースは玄人志向のGWM.2NVST-U3G2CCAがお勧め

SSDケースは今のところ玄人志向のGWM.2NVST-U3G2CCAしか使っていません。

取り付けが簡単ですし、ケース自体がヒートシンクのような形状です。熱伝導シートも付属しているとのことで、ヒートシンク付きのケースという理解です。

玄人志向のSSD外付けケース
玄人志向のSSD外付けケース

NVMeとSATAに対応し、PCとはUSB3.2 Gen2で接続できます。

玄人志向であるのも決めての1つでした。

購入時に付属しているもの
購入時に付属しているもの

必要なものがすべて入っており、取り付けも簡単です。

SSDの基盤をケース側の基盤に差し込む
SSDの基盤をケース側の基盤に差し込む
差し込んだ基盤を付属のパーツで固定
差し込んだ基盤を付属のパーツで固定
熱伝導シートを基盤に貼り付ける
熱伝導シートを基盤に貼り付ける

あとはケースを閉じてネジでとめるだけで完了です。

4.普段使いでも充分な容量と高速性

私はこのSSDをよく使うアプリデータの保管場所として使っています。

普段はメインのデスクトップPCに接続して使用
普段はメインのデスクトップPCに接続して使用

AdobeのDreamWeaverやPremiere Proなど、サイズの大きなファイルが多いアプリケーションでも2TBなので容量的にも充分です。

大きなサイズのデータを読み書きする際にもあまりストレスは感じないので、内蔵HDDと同じように使っています。

DreamWeaverのデータフォルダもこのSSD内にありますが、比較的ファイル数の多いWebサイトのデータを開く際もあまりストレスはありません。

放熱が気になる場合はファン付きのケースもあるようですが、私のSSDは今のところ熱暴走のようなことは起こっていません。

5.ドライブ名を揃えるとPC間でのアプリデータを共有も簡単

このSSDにドライブ名を割り当てる際、メインのデスクトップPCとノートPCで同じドライブ名にしています。このため2つのPCで同じようにデータにアクセスできます。

以前は容量の大きなデータの持ち運びに少々手間がかかっていましたが、この運用になってからそのストレスが軽減されました。

6.外付けSSDドライブで2拠点生活でもデータの持ち歩きが楽

特に今年はしばらく2拠点生活をして移動が多かったので、非常に便利でした。

やることは出かける際にUSBを抜いてカバンに入れるだけです。

もちろん失うと困るようなデータは移動前に別途バックアップしますが、移動時の手間が大幅に軽減されました。

最悪SSDを失っても少し作業が手戻りするかも、という程度です。

以前は必要になりそうな大きな動画ファイルや大量の画像ファイルを1TBのポータブルHDDに移し替えて移動先に持って行っていました。そうしなくても普段データを保管しているNASに出先からアクセスしてダウンロードできるのですがファイル数が多い場合はそこそこ時間がかかるからです。

USB3.0接続のポータブルHDD
USB3.0接続のポータブルHDD

しかしこのHDDはデータの読み書き・転送に時間がかかるので、あくまでも一時保管場所としてしか使えません。

この記事で紹介している方式なら内蔵SSDのように扱えるので、データの移し替えという作業が不要です。本当に楽になりました。

最近は容量が1TBを越えるポータブルなSSDが販売されていますが、そのほとんどが「コネクター内蔵型でUSBの抜き差しがやりづらい」もしくは「あまり小さくない」もしくは「価格が高い」のいずれかです。

堅牢性は既製品のポータブルSSDと比較すると格段に落ちると思いますが、非常に小さいので常にカバンに入れて肌身離さないように持ち運べます。なのであまり不安もありません。

 

最近はSSD自体もケースもさまざまな物が登場しているので、製品そのものは他にもっと良いものがあるかもしれません。

とにかく言いたかったことは、内蔵用の高速なSSDを簡単にポータブルHDDにできる、またそれを内蔵型SSDのように使える、ということです。

もっと安く手軽な製品が登場すれば話は別ですが、現状(2024年11月末)ではまだケースとSSDを別々に購入して組み合わせて使うのはお勧めです。

 

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