- 留守中もPC関係の機器は立ち上げたまま
- 冷房なしでPCやNASを運用するのは無理
- 過去はサーキュレーターだけで乗り切っていた
- 現在はスマートリモコンでクーラーを自動制御
- サーキュレーターも組み合わせた冷却は効率が良い
- 時間による制御はまだ試行錯誤中
- 温度や湿度に連動した制御は本当に便利
1.留守中もPC関係の機器は立ち上げたまま
毎年(実家、義実家への)帰省で年に4回ほど数日から5~6日程度留守にします(昨年から年の半分は2拠点生活ですが、それは置いておきます)。
その際、NASはもちろんメインのPCも立ち上げたままにしています。
仕事に必要な最低限のファイルは持ち歩いていますが、普段必要ではないファイルが急に必要になるということもあるので、外部から自宅の環境にアクセスできるようにすることが目的です。
ファイルの参照だけならNASに外からアクセスできれば良いのですが、メインマシンをTeamviewer経由で操作した方が早い作業もあるのでケースバイケースで使い分けています。
2.冷房なしでPCやNASを運用するのは無理
留守にするのが夏の場合、NASもPCも熱暴走する可能性大です。メインPCは静音タイプにしているので発熱は少ないものの、それでも何も対策をしなければ熱暴走するでしょう。
一方でNASは確実に熱暴走します。NASのCPUとHDD、どちらが先に駄目になるかはわかりませんが。
3.過去はサーキュレーターだけで乗り切っていた
そのためコロナ禍の前まではタイマー式のコンセントを使い、朝から深夜まで強制的にサーキュレーターを回していました。
このとき直射日光があたることのない建物北側の窓だけ少し開けておきました。窓の外に鉄柵が取り付けてあり人が入る心配がなく、かなりの暴風雨でも雨が入りづらい構造なので可能だったことです。
メインPCに接続したCO2モニターが温度も測ってくれるので、心配なときには遠隔から温度も確認可能でした。メインPCにTeamviewerでログインしてWebカメラを通じて室内の様子を確認することもありました。
結果的に室温が30度を超えることはほぼなく、なんとかなっていました。
一度だけメインマシンにTeamviewerがつながらなくなったことはあります。NASには接続できるものの何かあっては困るのでマンションの管理人さんにお願いし、少しだけ開けた窓の隙間から家の中を覗いてもらいました。火事など起きていると困るので。幸い異常はなさそうで、実際に帰宅後もPCは稼働していました。
4.現在はスマートリモコンでクーラーを自動制御
近年の猛暑の時期はクーラーを止めることは難しいので、クーラーをつけっぱなしにすることも考えました。
問題は仕事場のクーラーです。仕事場は窓掛けタイプのクーラーしか取り付けることができません。サーキュレーターも含め人間がこまめに調節してやらないと適切に冷やすことが難しく、不在にするなら念のため過冷却にするしかありません。
昨年からは夏の間に数週間留守にしたこと、また温度・湿度をモニタリングできるスマートリモコン「eRemote5」を使いはじめたことから、スマートリモコンでクーラーとサーキュレーターを制御することにしました。結構な値段がしますがちょくちょくセールで安くなります。セールの際にチェックすることをお勧めします。
この手の商品はいくつか選択肢があると思いますが、国内メーカー(LinkJapan)であるためか国内の家電を制御するのにはかなり向いていると感じています。

これにより窓を少し開けておくということは辞めました。外気温が30度越えのままでは意味がないのと、昼の間クーラーで冷やしておけば夜はクーラーを止めてもそんなに室温は上昇しないからです。
いろいろと試行錯誤しましたが、朝は時間でクーラーをON、以降は温度が28度を超えたらクーラーの設定をマイナスにする、26度まで下がったらクーラーの設定を一段階戻す、といった感じの制御条件を設定してました。
夜0時を過ぎたら気温が落ち着くので一旦クーラーをOFFにする設定でした。
サーキュレーターは温度に関係なく朝にON、8時間で切れるタイプは8時間が過ぎたところで再度ON、といった設定も使っています。
5.サーキュレーターも組み合わせた冷却は効率が良い
前述のように窓掛けタイプのクーラーで丁度良く冷やすことは困難です。ですがサーキュレーターを使い空気をかき回してあげることでかなりマシになりました。
スマートリモコンのアプリで温度と湿度の変化をリアルタイムに参照できますし、過去の推移もグラフで分かりやすく確認できます。
このグラフにより一日に何度かクーラーの設定を強めたり弱めたりしていることがよくわかります。
またクーラーやサーキュレーターを制御するトリガーがそれぞれどのタイミングで実行されたかもアプリで確認できます。
そうした値を元に設定を調整することも簡単です。どこからでも設定変更可能であることも助かります。
6.時間による制御はまだ試行錯誤中
温度(と湿度)をトリガーに制御することでかなり思い通りに近い気温を保てるようになりました。
ただしこの冬に新しくしたNASが古いNASよりも発熱しやすいようで、気温が上がるとファンによる冷却が頻繁に発生します。
これまでより室温を低めに保った方が良さそうなのですが、そうすると時間でクーラーをOFFにする制御はもう要らないのかもしれないと考えはじめています。昨年NASが調子悪くなった理由も夏の間の冷却不足だった可能性を考えはじめ、少々心配になったためです。
窓掛けクーラーはうるさいですが、お隣の家に迷惑がかかるほどではないので1日中つけっぱなしにしても近所迷惑の心配はなさそうです。
8時間ごとに電源がOFFになるサーキュレーター・扇風機は、引き続きタイマーでONにしてあげる必要があります。
7.温度や湿度に連動した制御は本当に便利
今年は6月の時点で既に暑いので毎日のようにクーラーをつけており、すでにスマートリモコンによる自動制御を有効化しています。
以前は自分でこまめに窓掛けタイプのクーラーを制御していましたが、スマートリモコンに任せてしまった方が楽です。
普通の室外機があるタイプのクーラーはクーラー自身の制御に任せても問題なさそうですが、スマートリモコンで温度や湿度をトリガーに制御してあげるとより良さそうです。スマートリモコンを置いた場所の温度、湿度で制御できるので、より体感に近い設定が可能だからです。
スマートリモコンによる制御は湿度もトリガーにできるのが本当に便利です。不快指数に応じた制御ができるといった感じです。
ちなみにわが家は全室2重サッシなどの対策を取っていることもあり、仕事場ではないリビングなどはカーテンを閉めておくと外が35度を超えても30度を超えることがありません。念のため30度を超えたらクーラーをONにするようスマートリモコンにトリガーを設定していますが、確か去年は留守の間ほとんど稼働しなかったと記憶しています。
ただ実際に越えてしまうとそこに置かれている無線LANルーターや光通信のモデムに良くないので、留守にする際はトリガーを有効にしています。
(一方、仕事部屋はPC、モニター、NASの発熱によりどうしても暑くなります。Teamviewerで外部から操作するためモニターもつけっぱなしです。)
ちなみにこのスマートリモコンはスマホアプリでどこからでもリアルタイムにクーラーなどを操作できます。赤外線によるリモコンなら大抵の機種を登録し、操作可能です。アプリにプリセットが用意されていない家電でも、メーカーなどを指定して試行錯誤することでON、OFFや風量調節などの操作は可能です。今のところ全く使えなかった冷房や扇風機、サーキュレーターはありません。
ただし今クーラーがONなのかどうかといった現状のステータスを判断できません。強いて言えば「温度が想定より上がって来たので効いていないはずだ」といったように、時間が経過すればON、OFFを推測することは可能です。
ONとOFFが同じ信号の機器の場合、スマートリモコンからの指示で実際にONになったのか、実はOFFになったのかを確認できないことが一番もどかしいです。
そのため今年は留守にする際に監視カメラ映像でクーラーのランプがどうなっているか確認できるようにしようと思っています。
このスマートリモコンがあまりにも便利なため自宅、2拠点目となる旧実家、加えて母が住んでいる家と合わせて計5個使っています。温度・湿度の計測だけを行うユニットも販売されており、そちらもいくつか組み合わせています。




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