安いコンデンサーマイク・ゲーミングマイクが意外と使えている

3年ほど前にスタンド付きの単一指向性コンデンサーマイクを購入しました。間に合わせに安いものを選んだのですが、意外と使えてしまっています。

  1. 安いコンデンサーマイクを購入した経緯
  2. FIFINE USBマイクセットの概要
  3. ヘッドセットと併用し仕事でも使うように
  4. ミーティングの録音にも活用

1.安いコンデンサーマイクを購入した経緯

あるとき、コロナ禍でしばらく両親や兄弟家族とZoomで話をしようということになりました。

普段Web会議では必ずヘッドセットを使いますが、Webカメラに付属のマイクでもこちらの声は拾えます。ただし少々心許ないということで急遽マイクを購入しました。

考慮したことは以下のようなことでした。

  • PCの前に座った2人の声が拾えること
  • マイクの位置(方向)は簡単に変更できること
  • マイクの感度が良いこと
  • マイクが余計な音や振動を拾いづらいこと

仕事用ではないし家族との会話用なので割り切って購入したのがAmazonで見つけたFIFINEというブランドのコンデンサーマイクでした。

当時よく見かけるようになったネット配信者やゲーマーが使っているようなマイクスタンド付きのもの(ゲーミングマイク?)です。

値段は7,099円と、有名ブランドの商品と比較しかなり安かったです。

2.FIFINE USBマイクセットの概要

マイクセットというくらいなので様々な物が付属していました。

デスク用のアーム

 

デスクの天板に取り付けて使うアーム
デスクの天板に取り付けて使うアーム

天板に取り付けるタイプ。私のデスクは奥行きも幅も大きめですが充分な可動域があります。いかにも安そうな作りではありますが、値段を考えればむしろお得と言って良いかもしれません。

天板の厚さ5cmまで対応します。

ポップガード

マイクのポップガード
マイクのポップガード

ポップガード(というらしい)は息や破裂音の影響を取り除くものらしいです。私の場合は必要か不明ですが、一応取り付けて使っています。

ショックマウント

ショックマウント
ショックマウント

マイクの付け根にあるパーツがショックマウントです。マイクに伝わる衝撃・振動を吸収してくれます。これなしでは使えないので効果はわかりません。

むしろ下記のスタンドと合わせて使えるようにしてくれると良かったのですが、そうはなっていません。

スタンド

マイクのスタンド
マイクのスタンド

アームに取り付けるのではなく、デスク等にそのまま置いて使うためのスタンドです。

マイクを取り付けた様子
マイクを取り付けた様子

自分は普段デスクに置いて使うことはありません。ですが後述するように意外と役に立ちました。

3.ヘッドセットと併用し仕事でも使うように

マイクの指向性は切替可能です。私は前方の音を拾う設定にしてあります。

話す人が自分以外に居る場合であっても、この設定で事足りています。

あるときWeb会議でこのマイクを使ってみたのですが、相手に聞こえる音の質も悪くないようだったのでそれ以降はずっとこのマイクを使っています。

音はヘッドセットで聞いています。ヘッドセットには指向性マイクが付いており、口元に向けることで自分の声だけを拾うことができます。

ではなぜヘッドセットのマイクではなくわざわざアームに取り付けたコンデンサーマイクを使うのかというと、たとえば咳払い、もしくは本当に咳やくしゃみをする際、口を腕でふさいだりマイクから顔を遠ざけることが可能だからというのが主なメリットです。

マイクをミュートすれば良いのですが、マウス操作でミュートボタンをクリックするよりも物理的に口を塞いだりする方が簡単です。

実はここ数年咳が出ることが多いのです。音質だけならヘッドセットで良いのですが、ヘッドセットのマイクが口元にあるときは不意に咳が出ないか少々気になります。

このマイクなら少し気が楽なのは確かです。そのため購入の時点では仕事用として期待していませんでしたが、結果的にはかなりの頻度で使っています。

4.ミーティングの録音にも活用

そこそこの広さの会議室(というか応接室)で行われた対談でこのマイクを使ったことあります。

ここ10年以上、ほぼ毎月インタビューした内容を基に記事を書く仕事があったのですが、その内容を録音するためです。

いつもは安いボイスレコーダーを使っていますが、そのときは対談のメンバーが多めでかつ豪華であったこと、そのため聞き漏らしがありそうだと危惧していたこと、時間がなく聞き返しに手間取っている余裕がなかったことなどあり、ちょうど入手したてであったコンデンサーマイクも持っていきノートPCに接続して録音しました。

上で紹介したスタンドを使い、指向性は普段のままの設定です。すべての話者がマイクの前方に来るよう設置できたので問題ありませんでした。

録音ソフトはWindowsに付属のレコーダーを使いました。

録音データの音質は良かったです。普段使っているボイスレコーダーはかなり古く安いものなので、比較するとかなりの差を感じました。

このマイクを使った録音は2回しか行っていませんが、安いボイスレコーダーでは心許ないような広い会議室での録音には役立つと感じました。録音の質が良くないせいで何度も聞き返すということも珍しくないのですが、このときの録音は聞き取りやすかったです。

2回しか使っていない理由は普段は狭い会議室や応接室での録音が多く、安いボイスレコーダーでもなんとかなることが多いこと、また会議テーブル以外の場所にマイクを置くスペースや台がない場所では逆に使いづらい、会議テーブルの物音をよく拾ってしまうためボイスレコーダーと大差ないことになってしまう、という問題があるためです。

そして何よりもこのマイクを入手したのはコロナ禍以降なので、インタビューはほとんどリモートで行ってもらえるようになっています。そのため対面で録音する必要性がほとんどない、というのも大きな理由です。対面でのインタビューが多かった時期であれば、もっと多用していたと思います。

 

すでに3年ほど使っていますが、特に問題は生じていません。

期待していなかった反動もあるかもしれませんが、費用対効果はかなり高かったと感じています。

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