パソコンの調子が悪い原因となるホコリを掃除するためのグッズ
1.夏はパソコンの調子が悪くなり勝ち
「パソコンの動作が遅くなったような気がする」とか「パソコンが急にリブートしたりシャットダウンした」という経験は誰にでもあると思います。
ソフトウェア的な不具合やリソース不足が原因なら、リソースを確認したり、ログを確認することによって何らかの情報を得ることができます。
でも何の記録も残っていないのに調子が悪い、または「落ちた」といったことが起こり得ます。
再起動後はちゃんと動くものの、しばらくするとまたおかしくなるといった場合、PC内部の温度を確認しましょう。(PC各部の温度確認には、フリーウェアの「speccy」などが分かりやすくておすすめです。)
「そういえば冬はなんともなかった」という場合などは、かなりの確率でCPUの温度が上昇しているはずです。
2.ホコリが原因で排熱できなくなるのが原因
PC内部の温度が上がりすぎている場合、ほとんどは「掃除不足でホコリが溜まっている」ことが原因です。
夏に気温が上昇するのは当たり前ですが、それだけで動作に支障が出ることはまずありません。パソコンが耐えられないような気温になる前に人間が参ってしまいます。(とはいえ、いくら暑いのが得意な人でも、パソコンのためにエアコンは使いましょう。)
人間は無事なのにPCがおかしい、しかもログに何のおかしな点もなく、いきなりシャットダウンする、というのはほぼ正常に排熱できていないことが原因です。
3.掃除するだけでPC内部の温度が劇的に下がることも
実は満足に動作しなくなったノートパソコンを分解したとき、内部には思ったほどホコリがつまっていなかった、ということがありました。それでも掃除して元通りにしてみたところ劇的に温度が下がり、まともに動作するようになったのです。
そこで「もしや」と思い、長年使って調子が悪くなったデスクトップPCを念入りに掃除してみたところ、こちらも各所の温度が下がりました。
スクリーンショットがどこか行きましたが、ノートPCと同じくCPUの温度が軽く10度以上下がりました。
この掃除の結果、再起動を繰り返すので諦めていたパソコンが、夏でも普通に使えるまでに復活しました。ちなみにこのパソコンは使い始めてから10年目に突入しています。
4.パソコンを掃除するためのグッズは揃えた方が良い
パソコンの内部を掃除するには、それなりに道具も揃えた方が良いです。
エアダスター
まず店舗等でパソコンやOA機器の掃除グッズコーナーを見ると大抵置いてあるのが、ノズルが付属して細かいところのホコリを吹き飛ばせるエアダスターです。
CPUクーラーのように細かく入り組んだ構造をしている部分、また直接触りたくない(触らない方が良い)部分の掃除には不可欠です。
よくエアダスターの缶が3本セットで販売されているので、必ずセットで購入するようにしてください。なぜかというと、エアダスター缶は長時間使うと勢いが弱くなるからです。もともとそういう特性のものなので仕方ありません。
1度勢いが弱くなると元に戻るまで待たなければいけないので、3本をこまめに取り替えて使えるようにしておきましょう。
細かなところのホコリを吸うための掃除機アタッチメント
パソコンの中の汚れは基本的にホコリです。ホコリを飛ばすか、吸い取る作業が中心になります。
掃除機でホコリを吸い取る時に便利なのが、吸い口が細くなっているノズルです。
家庭用掃除機には大抵サッシ用に細くなったノズルが付属しています。ですが、パソコン内部を掃除するにはまだまだ大きすぎます。
そこで普通の掃除機の吸い口にはめて使うようになっているアタッチメントのセットが販売されています。
私が購入したものはかなり安っぽいものでしたが、これでも充分に機能しました。
細い綿棒
綿棒も必須です。特にファン回りのホコリは拭き取らないといけないことが多いのですが、一般的な綿棒だと太すぎて細かいところを掃除できません。
こんなときに便利なのが、赤ちゃん用の綿棒です。
パソコン内部に限らず、キーボードなどの掃除にも便利です。かつては綿棒の先をつまんで平たく潰したりもしていましたが、これならそのまま細かいところも拭き取れます。
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