LogicoolのトラックボールERGO M575（とM570）を使う際、手首に負担がかからないよう傾斜を付けるためのスタンドを購入しました。

1. 1．傾斜スタンド購入の経緯
2. 傾斜スタンドの概要
3. M575そのものの使い心地
4. M575と傾斜スタンドを組み合わせた使い心地は良好
5. 補足：M570用の傾斜スタンドは別売

1．傾斜スタンド購入の経緯

チャタリングを起こすたびに接点復活剤で修理（※1）してきたワイヤレストラックボールのM570がついに壊れて使えなくなったので、トラックボールを物色することになりました。
（※1：トラックボール Logicool M570のチャタリングを修理）

このとき、M570の後継機であるM575にして以前と同様に角度を付ける（※2）か、Kensingtonの「Pro Fit Ergo Vertical」にするかで悩みました。
（※2：腱鞘炎で困ったらマウスを見直すべき）

Pro Fit Ergo Verticalには最初から60度の傾斜が付いているからです。

検討・調査しているなかで、M570とM575向けに傾斜を付けるためのスタンドが販売されていることに気づき、結局M575に傾斜スタンドを組み合わせる方式を選択しました。

この決断の理由は複数あります。

1つは「細かい操作のしやすさ」です。M570は慣れていて細かなマウス操作も比較的しやすいと感じています。Amazonなどのレビューを見ると、Pro Fit Ergo VerticalよりもM570の方が細かな操作に向くという印象です。

もう1つは価格です。Pro Fit Ergo Verticalはホワイトだと6,897円ですがホワイトは汚れが目立つような気がして嫌いです。ブラックだと8,697円です。これに対し、M575と傾斜スタンドを購入しても、合計で7,770円です（2022/08時点）。

もう1つは傾斜の角度です。傾斜スタンドは20度から40度まで5度刻みで選べます。そもそもM575にも多少の傾斜がついているので、40度のスタンドを合わせると、Pro Fit Ergo Verticalと大差ない角度になりそうです。

2．傾斜スタンドの概要

商品の名前は「デジ基地 M575トラックボール用 傾斜スタンド」です。

届いた傾斜スタンドを見ると、3Dプリンターで出力したであろうことを想像できる層が幾重にも重なっているのがわかります。手に触れる部分は滑らかです。

無駄な材料を使わないようにしているためかもしれませんが、スタンドは軽く、それでいてしっかりしています。

M575のトラックボール下に空いている穴に差し込む突起が付いており、ここに差し込むことで簡単にM575を固定できます。

要するに置いているだけなので、外すのも簡単です。それでいて使っているときにはあまりずれたりしないので、両面テープなどで固定する必要性は感じていません。

ちなみ両面テープで固定してしまっても電池を交換したり電源ボタンを操作できるよう、スタンドの底面には穴が空いています。

スタンドの右側には底面につながる広いプレートが飛び出ています。表現が悪いですがバリのような、と言えば良いのでしょうか。
これに手を置くことになるので、M575を操作する際にスタンドが安定します。これも良く出来ているなぁと思いました。

 

3．M575そのものの使い心地

先日壊れたM570はかなり長期間使ったので、操作性は多少落ちていたかも知れません。それもあってか、M575のボールやクリックボタンの反応はかなりスムーズに感じます。

質感もM570よりマットな感じで良いように思います。

PCの電源を切り、Logicoolのレシーバーを挿すUSBの位置を変更した際、なかなかM575を認識しなくなったことがありましたが、M575側の問題なのかPC側の問題なのかわかりませんでした。そのとき1度だけの問題なのであまり気にしていません。

4．M575と傾斜スタンドを組み合わせた使い心地は良好

傾斜スタンドと組み合わせて使うM575の使用感は、一言で言えば「良好」です。強いて挙げるべき難点もありません。長年求めていたことが実現されたような気分です。

下に傾斜スタンド無しと有りでM575を使用している写真を載せます。

手首、腕への負担が軽くなったと感じています。人によっては40度だと使いづらいのかもしれませんが、私には合います。

腱鞘炎や手首、肘あたりの凝りで悩んでいる人にはお勧めできます。私は長年五十肩に悩まされていますが、腱鞘炎は五十肩にも影響します。

すでにM575を持っている場合、傾斜スタンドだけなら2,780円です。

5．補足：M570用の傾斜スタンドは別売

私が購入した40度の傾斜スタンドはM575専用です。同じ事業者さんががM570用の傾斜スタンドも販売しています。

傾斜15度の本体と、10～ 20度までの追加するパーツが用意されており、それらを組み合わせることにより、15～60度の傾斜を実現できるようです。

こちらはAmazonでは販売していないようです。
https://booth.pm/ja/items/2931396

M570を買ったばかりという人は、こちらでも良いかもしれません。