トラックポイント付きキーボードはお勧め(でも今は使っていません)
かつてデスクトップでもトラックポイント付きキーボードを使っていました。
1.トラックポイントとは?
こんなページにたどり着いた人なら知っていると思いますが、かつてのIBMが考案したポインティングデバイスです。
デバイス(というか機能?)の名称は「ポインティング・スティック」ですが、「TrackPoint(トラックポイント)」という商標で展開したので、こちらの名前の方が通じると思います。
一番の特長は「ホームポジションから手を動かすことなくマウスポインターを動かすことができる」ことです。
2.トラックポイント付きキーボードはLenovoだけ
IBMが特許を持っていたため、トラックポイントを使うキーボードを販売できるのは、かつてはIBM、現在はlenovoだけです。
そのため、ファンも多いわりにはあまり広く普及しませんでした。
気に入っている人にとっては必須の機能だったりするので、ノートパソコンはどうしてもThinkpadシリーズを買わざるを得ない、という人も多いと思います。
3.デスクトップ向けにもトラックポイント付きキーボードが販売されている
ホームポジションから手を動かすことなく作業できることに慣れてしまうと、デスクトップであろうがマウスやトラックボールより便利です。
頻繁にマウス操作が必要になる仕事をしている人は特にそうです。
そのため、私もかつてはThinkpadのキーボードを購入して使っていましたし、ノートPCは今でもThinkpadシリーズです。
ホームポジションに手を置いたままで赤いトラックポイントでマウスを操作することが多く、タッチパッドは邪魔なので無効にしていました。やたらとテンキーも使っていたので、わざわざテンキー付きの大きなものを購入していました。
購入履歴を調べてみたところ「USBキーボード ウルトラナビ付 31P8974 」という名前だったようです。1度壊れるまで使い、写真のものは2代目だったようにも思います。
今でも似たようなキーボードが販売されているので、やはり一定のニーズはあるのでしょう。
4.肩こりや腱鞘炎に良く無いことには変わりない
私がトラックポイント付きのキーボードをデスクトップで使わなくなったのは、腱鞘炎がきっかけでした。
以前書いたように左右分離型のキーボードを使っていますが(参考:長時間キーボードを使い腱鞘炎の人は左右分離型キーボードがお勧め)、ホームポジションから手を動かすのが嫌だったので、中央に空いたスペースにトラックボールを置いていたこともあります。
中央に置いて使うのにしっくり来るトラックボールが無かったため、結局今のような形(参考:腱鞘炎で困ったらマウスを見直すべき)になりましたが、今でも「ホームポジションから手を動かさずに使えるポインティングデバイスがあればなぁ」とは思っています。
コーディングが必要な仕事が激減したのも、トラックポイントでなくても良くなった理由の1つかもしれません。コーディングする時は大抵入力スピードが問題になるのでホームポジションから手を放したくないのですが、文章書きのような時にはタイピングが追いつかないということはあまりありません。
打合せの際などにメモを取るときにはMindMap形式なので、スピードもマウス操作も必要ですが、そういうときは大抵ThinkpadのノートPCを使うのでトラックポイント付きキーボードです。
話がそれましたが、トラックポイント付きのキーボードは真っ平なので、手首に負担がかかり腱鞘炎になりやすいです。
というわけでトラックポイント付きのキーボードはお勧めですが、自分は現在使っていない、というお話でした。
でも左右分離型キーボードで使い易いポインティングデバイスが欲しいです。
ErgoDoxのような左右分離型キーボードに親指で使うポインティングデバイスがオプションで付くという商品をクラウドファンディングで、というのを何かで見たことがありますが、その後実際に販売されているのを見ないので、実用的ではなかったのかもしれません。
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