左右分離型キーボードMistel Barocco(ミステル バロッコ)MD600をしばらく使ってみて

Mistel Barocco(ミステル バロッコ)MD600を使ってみた感想です。

  1. KINESIS Freestyleが壊れMistel Barrocoで置換え
  2. Mistel Barocco(ミステル バロッコ)の特徴k
  3. 想像以上に使いやすいが問題も・・・
  4. 「矢印キーとShiftキーを使って範囲選択」で予期せぬ設定変更が
  5. KINESIS Freestyle脚とパームレストを流用

1.KINESIS Freestyleが壊れMistel Barrocoで置換え

近年使い続けていた左右分離型のキーボード「KINESIS Freestyle」(参考:長時間キーボードを使い腱鞘炎の人は左右分離型キーボードがお勧め)が壊れました。

これまでも調子が悪くなることは何度かありましたが、念入りにホコリを吹き飛ばすことによって直っていました。しかし数ヶ月前からいよいよ調子が悪くなったため、コンタクトスプレーを使ってみました。

するとなんとか使えそうなレベルまで改善したので、その後も2~3度コンタクトスプレーを使いました。ところがあるとき「z」のキーだけが全く反応しなくなりました。

分解掃除や修理も考えましたが、ひとまず手持ちのキーボードで置き換えることにしました。以前家内が購入したものの、手の大きさや設定の関係でタイピングしづらく断念した Mistel Barocco(ミステル バロッコ)MD600です。

参考:Baroccoシリーズ(日本語配列) (株式会社アーキサイト)

 

2.Mistel Barocco(ミステル バロッコ)の特徴

写真でわかるように、キーの数が少ないキーボードです。分離型キーボードという意味では同じですが、CopyやPaste専用のキーまで付いていたKINESIS Freestyleとは全く違うコンセプトです。

Mistel Barroco MD600
Mistel Barroco MD600
Mistel Barroco MD600 を左右分離した様子
左右に分離した様子

一番大きな違いはF1~F12の並びがごっそり無く、矢印キーも無いことでしょう。

私はF1~F12キーをよく使っていたと思いますが、しかたないのであまり期待せずに使い始めました。

このほか、以下のような特徴があります。

キーが少ない分はFnキーと他のキーの組み合わせでカバーする

・脚で奥側を高くし傾斜を付けることができる

「レイヤー」がデフォルトを含め4つ用意されている

レイヤー1~3は自由にキー割り当てを変更できる

当初「何かの拍子にキー割り当てがおかしくなる現象」が頻発したため、何度も同じ設定をやり直す羽目になりました。

かなり面倒だったため、キーの割り当て変更は最小限に抑えるようになりました。後にこの現象の原因がわかり簡単に直せるようになったのですが、今でもキーの割り当て変更は最小限(3点)に抑えています。

1.Fnキーを右手側から左手側に移し変える

2.日本語変換(E/J)キーはESCとして動作させる(デフォルトではFn + E/JがESCですが、これを逆にするための設定が用意されています)

3.全角/半角の切替を右手側のスペースキー横に割り当てる

この設定でしばらく使っています。以下はこれまでに気づいたことです。

3.想像以上に使いやすいが問題も・・・

Fnキーと数字キーの組み合わせでF1~F12キーを代替するのですが、これに慣れると自分でもビックリするくらい「F1~F12は要らない」と思うようになります。

今までF1~F12キーを押す際はホームポジションから手が多少動いていたのですが、あまり意識していませんでした。ところがしばらく Mistel Barocco(以下、Barocco)を使っていると、ほんのちょっと手を動かすのも面倒になるのです。これは意外でした。

矢印キーも「Fnキーを押しながらJ、K、L、I」で代替します。これもすぐに慣れました。viのHJKLとも違いますが、たまにしかviを使わないので混乱しませんでした。

しかしこの「ホームポジションから手を動かさずに済む快適さ」に慣れてしまうと、別の問題が発生します。外出先でノートPCを使ってメモを取る作業に支障を来すようになったのです。

まだBaroccoに慣れるので精一杯で頭の切替がうまくいかず、「Fnキーを押しながらJKLIで操作する」という意識が勝つようです。

もしかすると単に手を動かさないのに慣れすぎただけかもしれません。ノートPCを使う際に手の位置をずらして矢印キーを操作するのがこんなにストレスだとは思いませんでした。

矢印キーによる操作が終わって手の位置を戻すのも大変です。なんだか手の位置がずれてしまってタイプミスしてしまうということもあります。

これもそのうち慣れるとは思いますが、ノートPC(のキーボード)の使いづらさが際立つというのは予想外でした

4.「矢印キーとShiftキーを使って範囲選択」で予期せぬ設定変更が

範囲選択をする際もShiftキーを押しながら、矢印キーの代わりにFnキーとJKLIで上下左右に範囲を広げます。

私はこのときFnキーを先に押してしまうことが多いようなのですが、これが大問題でした。

Fnキーを押しながら左Shiftキーを3秒間押すと、Baroccoでは「Fnキーを他のキーに割り当てるモード」に突入してしまうのです。

最初のうちはこれに気づかず、Fnキーが他のキーに割り当てられてしまっていました。そうすると例えばIを押しても、実際にはFnキーなのでそれ単体では何も起きません。

私の癖では範囲選択してDelete、という操作が多いようなのですが、BaroccoにはDeleteキーもありません。デフォルトでは「Fnキー + BackSpaceキー」がDeleteです。

この関係でJKLI、またはBackspaceがいつの間にかFnキーになってしまっていることがよくありました。

最初はこの仕組みに気づかず、「あるとき突然Backspaceが反応しなくなる」という勘違いをしていました。

そのうちJKLIでも同じことが起きることに気づき、ようやく事態を把握したのですが、それまではこの状態になったら設定を初期化していました。

家内に聞いてみると「同じような現象に出くわしていた」ということだったので、「やっぱり起きるのか」と思って思考停止してしまったこともしばらく気づかなかった理由の1つでした。

これに気づかなかったらあと少しでBaroccoの利用を諦めていたと思います。

5.KINESIS Freestyle脚とパームレストを流用

実はBaroccoを使い始めた当初、一番違和感を感じたのはキーボードの傾きでした。

KINESIS Freestyleはオプションのパーツ(脚とパームレスト)を使い中央が高くなるよう傾け、パームレストに手を乗せて使っていました。

左右分離であることも重要ですが、やはりこの傾きが重要だったようです。水平なキーボードに合うよう手をねじるのはすごく負担になります(参考:長時間キーボードを使い腱鞘炎の人は左右分離型キーボードがお勧め)。

もともとわかっていたことではあります。「なるべく左右にキーボードを離して配置する」ことで腕そのものを左右に大きく開き、手首への負担を減らすつもりでしたが、予想以上の違和感でした。椅子と机のポジション調整がうまくいかなかったというのもあると思います。

とにかくBaroccoにはKINESIS Freestyleにあるようなパーツが用意されていません。せっかくの左右分離型の良さをほとんど駄目にしてしまっています

とはいえせっかくなので使いたいと思いいろいろ試してみて一番良かったのが、KINESIS Freestyleのパーツの流用でした。

下の写真のように、KINESIS Freestyleのパーツに無理矢理乗せて使っています。

Kinesis FreestyleのパーツにMistel Baroccoを載せた様子
Kinesis FreestyleのパーツにMistel Baroccoを載せた様子

KINESIS Freestyleのパーツは本体に取り付けることで固定できるようになっており、脚とパームレストだけではすぐバラバラになります。

そこでゴムや紐でパーツ同士をくくりつけて使っています。当初は応急処置のつもりでしたが、そのままになってしまいました。

輪ゴムと紐でつないだパームレストと脚
輪ゴムと紐でつないだパームレストと脚

この形で使うと非常に楽です。専用ではないので多少の違和感はありますが、無いよりはあった方がはるかに良いです。

KINESIS FreestyleからMistel Barrocoに乗り換える人にはお勧めですが、少々コツがあります。

Baroccoの左側は右側より短く、わずかにKINESIS Freestyleの脚(と一体化したパームレスト)にうまく乗りません。

左側のみBarocco自身の脚を立ててあげると、うまく収まります。

Baroccoの左側の左の脚だけを立てる
Baroccoの左の外側の脚だけを立てる

このコツが活かされることはあまりないと思いますが、ご参考までに。

ということでもう1ヶ月以上に渡りBaroccoを使っています。これを超えるには自作キーボードしかないのかもしれません。結構よさげな物(lime40とかAtlas56)を試作している人がいらっしゃるようなので、それに期待しているというか、心配しています(半田付けしたいわけではないので)。

 

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