長時間キーボードを使い腱鞘炎の人は左右分離型キーボードがお勧め
キーボードは現在(2019年)のところKINESISのFreestyleに落ち着いています。
※2019/12 結局Freestyleが壊れてBaroccoを使っています。
→左右分離型キーボードMistel Barocco(ミステル バロッコ)MD600をしばらく使ってみて
左右に分離するタイプのキーボードで、これにしてから長時間の作業も、以前より楽になりました。
1.左右分離型キーボードの特徴
左右分離型キーボードが何のために存在するのかというと、手首への負担を減らすためです。
平らなキーボードを使おうとすると、肩から手首にかけて無理な角度を維持することになります。パソコンを長時間使う人が腱鞘炎や肩こりになる理由の1つです(もう1つの問題はマウスです)。
そこで、ずいぶん前のことですが「エルゴノミクス」(人間工学)という言葉が流行り、中央が盛り上がったキーボードが沢山登場しました。手首を自然な角度のまま、そっと置いたような形でキーを打つことができる、というコンセプトでした。
安いものから高いものまで、さまざまなものが今でも販売されています。
参考(amazon.co.jpにおける「エルゴミクス キーボード」の検索結果):エルゴノミクス キーボード
これらは「自分にちょうど良い角度、大きさ」なら良いのですが、自分に合う角度を実現できないと手首への負担が減らず、しかもあまり使い易くも無いという、意味の無いことになってしまいます。
このような経緯から「自分の手に合わせてキーボードを配置しやすい左右分離型キーボード」が登場しました。
(と思っていますが、どちらのタイプも同じ頃に登場したのかもしれません。)
2.長期間探しついに購入したKINESISのFreestyle
広い意味でのエルゴノミクスキーボードはかなり以前から存在していました。
ただし実用的と思えるようなものは「非常に高価で入手も難しかった」ので、我々のような一般人には存在しないも同然だったのです。
そんななか、唯一実用的かつ購入可能かもと思わせる製品がかなり昔にありました。
キースイッチのメーカーとして今でも有名なCHERRYが販売していた「MX5000」です。
分離型ではありませんが、キーボード中央がせり上がり、左右がスライドするので、自分にちょうど良い位置でキーボードを使うことができます。
2005年前後でしょうか。私が存在を知って調べ始めた頃にはすでに販売は終了していました。マニア向けのECショップやオークションなどでは高値で取引されていたのですが、なにしろ高値すぎました。
これに近いことが可能でしかも手が届く値段、ということで2012年になりようやく購入したのが、現在も使っているKINESISのFreestyleでした。
参考(amazon.co.jpにおける「KINESIS Freestyle」の検索結果):KINESIS Freestyle
Freestyleの特徴や使用感については別途紹介します(左右分離型キーボード:KINESIS Freestyleの特徴)。
ちなみにKINESISというと、左右にあるくぼんだ形状の中にキーを配置した、エルゴノミクスキーボード「Kinesis Advantage」の方が有名かもしれません。
参考(amazon.co.jpにおける「Kinesis Advantage2」の検索結果):Kinesis Advantage2
3.選択肢が増え購入しやすくなった分離型キーボード
特にここ数年のことだと思いますが、左右分離型キーボードを見かけることが多くなりました。
2017年頃、一緒に自宅で仕事をしている家内が腱鞘炎になり、良いマウスやキーボードを探したところ、ヨドバシやビックカメラ等で左右分離型キーボードが普通に展示、販売されていることに気づきました。
この頃はまだちょっとおかしな先進的な人達の間で使われているErgodoxへの注目が高まっているなぁという程度の認識だったので、意外でした。
このとき購入したのがMiSTEL BAROCCO MD600でした。
参考(amazon.co.jpにおける「MiSTEL BAROCCO MD600」の検索結果):MiSTEL BAROCCO MD600
手が届く価格で、場所も取らず、メカニカルキースイッチで打感も良いものが普通に売られているということで、良い時代になったものです。
これは結局家内には使いづらかったので、しばらくして別のものに買い換えましたが、Freestyleが壊れるようなことがあったら自分で使ってみようか、とも思っています(※)。
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